活動内容

日本有数の人形生産地として知られる岩槻区に岩槻人形博物館が2020年に開館されるのに際し、NPO法人岩槻・人形文化サポーターズは、岩槻人形博物館を通して、岩槻の人形文化や歴史を広く発信し、次の世代に受け継ぐことをミッションとして、岩槻の地域アイデンティティの醸成活動や岩槻の様々な団体をつなぐ活動を行う目的で2016年に設立されました。
古来より行われていた五節句を人形文化と結びつけてイベント化し、岩槻の賑わい・発展に寄与して行きます。

特定非営利活動法人 岩槻・人形文化サポーターズ
代表理事 加藤三郎

現状における課題と事業の目的

課題

日本の伝統的人形の生産地でもあるさいたま市岩槻区内には、今も人形工芸の技術を受け継ぐ技術者(人形工芸士)が数多くいますが、
後継者の育成が課題となっています。
また、産業として大量生産が基本で分業と組織化された中では、新しい消費者の求める人形の創作にまで挑戦できない状況があります。
伝統工芸士としての分野と、アートを主体とした創作作家の領域に差異があるとも言えます。

目的

我々「岩槻・人形文化サポーターズ」は
人形制作にかかわる伝統的な技術や仕組みを守り、日本の伝統文化や生活の中に息づく人形に対する想いなど、
新しい視点での人形づくりを、関係者たちも含めさいたま市民が一緒に考える機会を作り、地域独自の情報を国内および海外に発信をしていきます。

事業の内容

〇人形の産地として国内外でも広く認知されている地域でもある、さいたま市岩槻をアート性が高い創作人形の国際公募会場とする。
〇国内、海外で創作人形を作っている作家さんに作品の出展を呼びかけ、岩槻駅東口コミュニュケーションセンタ-を会場として展示し、多くの愛好者に鑑賞してもらう。
〇公募作品には部門を作り、審査を通して優秀な作品は表彰しさらなる精進を促す。
〇作品の展示は、一般公募作品会場と、招待作家会場とに分けて展示する。

事業により期待できる効果

〇工芸のまち、人形のまちとしてのさいたま市、および岩槻の知名度が上がる。
〇2020年に予定される岩槻人形博物館開館への事前広報に大きく貢献できる。
〇人形に対して、多岐にわたる文化継承や技術の伝承にも貢献できる。
〇日本の文化に魅力を感じる海外からの観光客にアピールできる目玉となる。
〇伝統工芸技術と新しい視点でのアート工芸との交流促進が図れる。
〇人形の工芸技術を出発点として、退潮気味の日本古来の伝統工芸全般を活性化し世界に向けて情報発信できる「日本工芸伝承まちづくり」の拠点になれる。
〇地域独自の観光資源を活性化させ、国内外からも来訪者が増えることで、地域に大きな自信が生まれ、次の地域活性化に繋げることが出来る。
〇国際公募展とすることで海外の創作人形愛好家への出展や来訪を呼び掛け、人形の都市さいたま、人形のまち岩槻をアピールできる。

岩槻・人形文化サポーターズの現在までの活動については下のバナーからご覧下さい。